- タイとカンボジアの国境で軍事衝突
- 銃撃戦でカンボジアの軍人1人が死亡
- ベトナムは対話での解決を呼びかけ
ファム・トゥー・ハン報道官は29日に開かれた外務省の定例記者会見で、タイとカンボジアの間の国境衝突について、ベトナムの立場を表明し、両国が対話と平和的手段を通じて東南アジア諸国連合(ASEAN)の団結の原則と国際法に従って問題を解決すべきと主張した。
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これに先立つ28日午前、カンボジア北部プレアビヒア州とタイ東北部ウボンラチャタニ県の係争地域で両国軍による銃撃戦が発生し、カンボジアの軍人1人が死亡した。銃撃戦は約10分間続いたという。
今回の軍事衝突は、マレーシア・クアラルンプールで開催されたASEAN首脳会議の直後に発生し、域内各国が動向を注視している。なお、タイとカンボジアは高官レベルの会談を急遽セッティングし、緊張緩和に向けた取り組みについて話し合った。