- 政府・業界団体で健全な業界育成を実現へ
- ベトナムにおける海外労働派遣の改革推進
- ベトナムで働く外国人労働者の規制緩和
伊藤直樹駐ベトナム日本国特命全権大使は9日、内務省を訪れ、グエン・バン・ホイ内務次官と人材分野の日越協力について意見交換した。
![]() (C) 在ベトナム日本国大使館 |
伊藤大使は、人材分野での日越協力の重要性について触れ、ベトナムの若者の人権が守られ、より良い日本の職場環境で長く働くことを実現していくためにも、政府・業界団体が一体となって、違法な訪日手数料の徴収などのない、健全な業界の育成を実現して欲しいと要請した。
ホイ内務次官は、ベトナムにおける海外労働派遣の改革を進めていくとともに、日越両国の協力により、日本への人材の送り出しに引き続き積極的に取り組むことが重要だと述べた。また、労働許可証の発行手続きの円滑化など、ベトナムで働く外国人労働者に関する規制緩和により、日本企業の期待にも応えたいと述べた。
このほか、双方は、日・ベトナム経済連携協定(EPA)に基づく看護師・介護福祉士候補者の受け入れ事業の進展、育成就労制度の協力覚書(MOC)の作成、社会保障協定の締結などについても意見交換を行い、人材分野での日越協力をさらに発展させていくことを確認した。