ベトナム海軍第4地域海軍第162旅団所属のミサイルフリゲート「HQ-016クアンチュン(Quang Trung)」と海軍代表団は10日、マレーシアのペナンで開かれる第3回東南アジア諸国連合(ASEAN)多国間海軍演習(The 3rd ASEAN Multilateral Naval Exercise＝AMNEX3)に参加するため、南中部地方カインホア省のカムラン港を出港した。

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　同艦と代表団はマレーシアで、ASEAN加盟国海軍の艦船による観艦式や海上演習などに参加する。これには、AMNEX3の開閉会式、陸上でのパレード、海軍技術会議、艦内見学会、海上での安全保障上の脅威への対応、上空からの艦隊撮影などが含まれる。

　第4地域海軍副司令官のグエン・ビン・ナム大佐が率いる代表団は、海上演習を通じて海上安全保障の共通の課題への対応における連携能力の向上や、演習に参加する各国海軍間の協力関係・相互理解・相互信頼の強化を図り、地域と世界の平和・安定・協力・発展に貢献する。

　ベトナム海軍による艦船と代表団のAMNEX3への派遣は、ASEAN海軍司令官会議のメンバー国としての責任を果たし、マレーシア海軍の招きに応じて同国が主催する国際的な多国間活動への支持を示すことを目的としている。