鋼板材加工の抱月工業、年内にも月間加工量100tに引き上げへ

2015/03/25 10:00 JST配信

 鋼板材加工を手掛ける抱月工業(大阪府交野市)のベトナム現地法人、抱月ベトナム(HOGETSU VIETNAM CO.,LTD.)は、東南部ドンナイ省の第3ニョンチャック工業団地における工場の加工量を年内にも月100tへ引き上げる。これにより、年商は約1億4000万円に上る見通しだ。

(C) VIETJO
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 同社は2014年10月、同工場の稼動を開始し、日本製厚鋼板材の販売・加工を行っている。現地法人の資本金は25万USD(約3000万円)で、工場の面積は1260m2、従業員は10人となっている。

 同工場は、日本工業規格(JIS)対応のプラズマ加工機やガス切断機を備えており、120mmまでの鋼板材の切断が可能。日本から調達した鋼板材を加工し、加工した鉄鋼製品は、建材や橋りょう、建機、産業機械などに利用される。

 抱月工業の大久保尚容社長は、「技能実習生の受け入れで10年前からベトナムと関わってきた。人件費が安いからという理由だけで進出する企業もあるが、抱月工業には日本での実習を受けた信頼できるベトナム人がいたからこそ、ベトナムへ進出することができた。現地で実際に鋼板材の切断・加工を行っているのも、日本で実習を受けた経験豊富な元実習生。日本人も常駐しており、日本と比べても遜色のないクオリティーを提供できる」と語った。

 なお、同社はベトナムで唯一、日本製の鋼板(T4.5~T120)を常時在庫として取り扱っており、日本製鋼板材のニーズに応えるべく、今後更に日系企業からの受注を拡大していく計画だ。

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[2015年3月25日 ベトジョーニュース A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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