在ハノイオーストラリア警察代表事務所は2日、ベトナム公安監査局に対し、オーストラリア国籍のチャールズ・チャールトン・ホワイト容疑者(70)を児童わいせつ容疑で国際指名手配したと伝えた。
以前クアンナム省の児童施設でボランティアをしていた米国人女性が、同施設で働いていたホワイト容疑者が、8、9歳の孤児数人にわいせつ行為を行っているのを目撃、活動期間が過ぎても同容疑者がベトナムに滞在し続けていることを不信に思ったため、ワシントンにあるオーストラリア警察代表事務所に通報した。
この米国人女性の証言により事件は発覚、調査が行われ、同容疑者は過去に児童に対するわいせつ行為で有罪判決を受けており、数回に渡り偽名でベトナムに入国していた事実が判明した。現在、同容疑者はタイニン省モクバイからすでにカンボジアに出国済みだが、オーストラリア警察は各国に指名手配を依頼し、行方を追っている。
ベトナムでは3日、英国人元ロック歌手のゲイリー・グリッター被告(61)が、同じく児童わいせつの罪で禁固3年の判決を言い渡されたばかり。