ベトナム人少女への児童虐待罪で禁固3年の実刑と刑期満了後の国外退去処分を受けて服役中のイギリス人ロック歌手ゲイリー・グリッター服役囚(62歳)が、高齢や十分に反省していることなどを理由に刑期の短縮を求める嘆願書を提出した。これは、服役囚は刑期の3分の1を過ぎた時点で減刑の嘆願書を提出することができるとする刑法の規定にのっとったもの。
旧暦の新年の前には国家主席が恩赦を行うことが通例となっているため、グリッター服役囚の弁護士は、同服役囚も近々、数カ月もしくはそれ以上の刑期短縮の恩恵にあずかれるのではないかと見ている。最も早ければ今年半ばには出所し、直ちにイギリスに強制送還されることになるとしている。
最近もイギリスのゴシップ誌が、グリッター服役囚がベトナム人少女売春婦と子どもをもうけていたことや、この売春婦が別の少女らを同服役囚に取り持っていたことなどをセンセーショナルに報じており、同服役囚が帰国した場合、報道がさらに過熱することが予想される。