南中部クアンガイ省ズンクアット経済区内のケーファー(Kaefer)社で3月28日午前、トンネルを使った大規模な窃盗事件が発覚した。同社の警備員によると、夜のうちに何者かが同社敷地の壁沿いの地面を掘って(幅2メートル、深さ0.7メートル)敷地内に侵入し、資材置き場に置かれていた工事現場の足場用パイプ約200本を盗み出し、トラックで持ち去ったという。盗まれたパイプは、以前ズンクアット製油所の現場で使用されていたもので、長さは6メートルある。被害総額は約1億ドン(約56万円)に上る。
犯行が行われたとみられる3月27日夜には、同社に5人のインド人従業員と2人の当直警備員がいた。また隣接する工場にも夜間警備員がいたが、誰も異変に気付かなかったという。