16日午後6時半ごろ、カンボジア国境の東南部タイニン省タンビエン郡タンラップ村の金(きん)販売店「バンヒエウ」で、4人組の男による拳銃強盗事件が発生した。
同店向かいにある店の主人トゥーさんによると、夕立が上がった直後にヘルメットをかぶった男4人が2台のバイクで現れ、閉店作業中の「バンヒエウ」店内に入って行ったという。約10分後にこのうちの2人の男が袋を持って出て来るとバイクでサーマット国境の方へ向かい、その数分後に残りの2人が出てきて仲間のバイクと同じ方向へ消えていった。トゥーさんは、この直後に「バンヒエウ」のオーナーのグエン・バン・ヒエウ夫妻が「強盗!」と叫ぶのを聞いて初めて4人組が強盗犯であったことに気付いたと話している。
ヒエウ夫妻は警察に、この4人組に銃で脅され金約3750グラムと現金4万米ドル(約400万円)を奪われたと訴えている。現在タンビエン郡警察が国境警備隊とともにこの4人組の行方を追っている。