ホーチミン市第1小児病院は26日、誤って歯ブラシを飲み込んだ少女(12歳)の開腹手術を行って胃から歯ブラシを取り出した。医師らは、これまでの異物誤飲事故の中で最も珍しいケースだと話した。
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少女は歯を磨いている時に母親に呼ばれ、顔を上に向けて返事をした際に、長さ約20センチの歯ブラシを飲み込んでしまったという。医師らは歯ブラシが胃袋まで達していることを確認。内視鏡手術では取り出せないため、開腹手術を実施した。歯ブラシには尖った部分がないため、食道や胃に傷はついていないという。
同病院では3週間ほど前にも、歯医者で金属器具を誤飲した男児(4歳)の手術を行った。長さ4.5センチの器具は大腸にまで達していた。また、長さ約4センチの釘を誤飲した別の男児(4歳)の小腸から、内視鏡手術で釘を取り出したこともある。
同病院によると、異物誤飲事故は、ボタン型電池、衣服のボタン、コインなどが多い。危険なのは尖った部分のあるものや、内臓に影響を及ぼす物質が含まれているもので、緊急手術が必要だという。