北中部地方ハティン省フオンケー人民裁判所は17日、アカアシドゥクラングール(学名:Pygathrix nemaeus)1頭を惨殺して脳みそを食べたとして、「絶滅危惧の希少動物の管理・保護に関する規定違反の罪」に問われていた被告6人に有罪判決を下した。
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主犯格のタイ・キム・ホン被告(男・52歳、ホアハイ村在住)は禁錮15か月、共犯5人には禁錮9か月(執行猶予付き)~禁錮12か月の判決がそれぞれ言い渡された。被告らはいずれも罪状を認めている。
起訴状によると、ファン・チョン・ソン被告(男・46歳、同村在住)が2018年11月17日、ブークアン国立公園で罠にかかったアカアシドゥクラングールを発見し、ホン被告に110万VND(約5300円)で売った。
ホン被告はその後、ソン被告を含む5人を招いて「サルの脳みそ実食パーティー」を開き、アカアシドゥクラングールを殺害し、酒の肴として脳みそを食べた。その様子をフェイスブック(Facebook)ページでライブ配信したため、大きな問題となり、世間から批判を浴びていた。
なお、アカアシドゥクラングールはオナガザル科のサルで、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに掲載されている絶滅危惧種。