東北部地方カオバン省警察は4日、恋人の女性を売り飛ばしたとして、チエウ・ティエン・マイン容疑者(男・20歳、同バクカン省出身)を人身売買容疑で逮捕した。同省刑事警察部が6日に明らかにした。

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　同容疑者は北部紅河デルタ地方バクニン省で働いていた際、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を介し、同省の工場勤務のH・T・Nさん(19歳、カオバン省出身)と知り合った。

　お金が欲しかった同容疑者は、Nさんを中国に売り飛ばす目的で彼女を口説いて交際がスタート。その後、7月17日に「中国にいる義理の母に紹介したい」と嘘を付いて中国行きを誘った。

　この嘘を信じ切ったNさんはマイン容疑者と同伴し、東北部地方クアンニン省モンカイ市(TP. Mong Cai)を通じて中国に渡り、1500万VND(約6万9000円)で中国人に売られた。

　人身売買被害に遭ったNさんは2か月後の9月17日にベトナムに逃げ帰り、カオバン省警察に被害を届け出た。告発を受けた警察が捜査に乗り出し、乙女の純情をもてあそんだ同容疑者は御用となった。