ホーチミン市12区警察は19日、市内各地で犬を盗んで回っていた2人組の男を窃盗容疑で逮捕したと明らかにした。逮捕前、犯行を目撃した地元住民の車に追突され、その様子を捉えた動画がインターネット上に拡散されて話題となっている。
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逮捕されたのは、チャン・フオン・クアン容疑者(28歳、ホックモン郡在住)とグエン・ミン・ティエン容疑者(32歳、同)。容疑者らが12区タントイニャット街区で18日早朝、自作のスタンガンを使って犬を捕獲し袋に詰めていた際、後方から勢いよく車が突っ込んできた。
自動車を運転していたのは地元住民のD・V・Hさん(男性・43歳、12区在住)。Hさんは、容疑者らが犬に暴行を加えている姿を目撃すると、車を加速させて躊躇なくバイクに追突。さらに、逃げ惑う容疑者らを車で追いかけた。
まさかの事態に容疑者らはバイクを乗り捨てて逃走したが、その後、警察に逮捕された。バイクに積まれていた荷袋からは、約10匹の犬の死骸が発見・押収された。容疑者らは取り調べに対し、これまでに12区とホックモン郡で多くの犬を盗んだと供述している。
なお、盗んだ犬は食肉用として1kg当たり3万~3万5000VND(約183~213円)で犬屠殺場に売りさばいていたという。