ホーチミン市人民委員会はこのほど、タンソンニャット国際空港からサイゴン川に架かるビンロイ橋を通り市東部のトゥードゥック区を結ぶ全長14kmの新空港アクセス道路建設案を承認した。これは韓国のGS Engineering & Construction(GS建設)が建設計画案を作成したもので、市交通工務局と建築都市計画局が審議後、人民委員会に提出していた。
計画によると、アクセス道路はタンソンニャット国際空港に面したチュオンソン通りロータリーから、バクダン通りとホンハ通りの2手に分かれ、ゴーバップ区内のグエンキム通り−ホアン・ミン・ザム通り−グエン・タイ・ソン通りの交差点(グエン・タイ・ソン5叉路交差点)へと合流し、その後トゥドゥク区内の環アジアハイウェイへと続く。道路幅は20−60m。
現在同空港へのアクセス道路としては、ナム・キ・コイ・ギア−グエン・バン・チョイ通りがあり、現在拡張工事中だが、今後さらなる交通量増加が見込まれている一方、これ以上の道路拡張は現実的でなく別ルートの建設が急がれていた。
この新アクセス道路に関しては今年2月に政府が、GS建設の提案していた立退きから建設までをすべて請け負うフルターンキー契約での建設に基本合意している。しかし、これまでのところ建設資金の調達先や建設開始時期、上記ゴーバップ区から先の具体的なルートについては依然に明らかにされていない。