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　公安省経済犯罪捜査警察局は11日、メコンデルタ地方ビンロン省郵政通信局査察部に、高校3年生のブイ・ミン・チーという生徒が起こしたネット犯罪に関する捜査結果を送付した。

　それによると、チーは2006年11月27日に教育訓練省のサイトに侵入し、グエン・ティエン・ニャン大臣の写真を別の写真とすり替えた。本人もこれを認めている。チーはまた、教育訓練省情報科学センターのデータベースに不正にアクセスし、データの改ざんや消去、ウィルスをばらまくなどして、サイトの活動に混乱を招いた。さらに、チーは他の2つの電子新聞のサイトにも侵入し、データを盗み出していた。

　こうした事実により、チーの行為はインターネットの管理・使用に関する政令に違反していると結論付けられた。この結論を受けてビンロン省郵政通信局はチーに対し、1000万ドン（約7万4000円）の罰金という最も軽い行政処罰を科すことを決定した。

　この事件に関しては、一部のマスコミが、チーは教育訓練省のサイトに警告を発した功労者だと事実とは異なる報道を行い、チーの海外留学を支援する募金を呼びかけた。捜査警察局はこの問題について、世論を誤った方向に導き被害者である教育訓練省の名誉を損なうものだと警告している。