グエン・ホン・クアン建設相は3月27日、違法建築が指摘されているハノイ市内のいくつかの建築物を自ら視察、調査した。これらの建築物は、いずれも建築許可の内容より階数が4~8階多くなっており、確認したクアン大臣は、これらのフロアを取り壊すよう、管轄地区の担当者に指示した。
クアン大臣が同日首相に提出した報告書によると、2006年度に確認された違法建築は全体の34%を占めており、前年に比べおよそ22.2%増加している。また無許可建築の数は、許可を得た建築物の総数に対し24%となっている。
なお今回の件に関連し、違法・無許可建築のチェックを怠ったとして、違法建築が確認されたタイホー区、ブオイ地区の幹部ら4人が停職処分を受けた。