中部高原地方ザライ省プレーク市アンフー村で22日、井戸の底に下りた住民6人が死亡、2人が重体に陥るという悲惨な事故が起きた。
ズンさん(30歳)は同日午後、井戸のポンプが故障して水が使えなくなったと妻に修理を頼まれ、井戸の底に下りていった。しばらくしてもズンさんが上ってこないので、近所のチュンさん(47歳)と息子のフックさん(23歳)が様子を見に下りていった。上から呼びかけても返事がなく、さらに3人の住民が下りていった。続けて2人が助けに下りたが、やはり返事がなかった。約100人の村人が集まって、かぎ状の道具やロープを使って1人ずつ引き上げた。6人はすでに死亡、最後に下りた2人は病院に搬送されたが、意識不明の状態。
住民らは、井戸の底に何らかの毒素を持つガスがあって底に下りた人びとが次々と窒息死したのではないかと話している。現在、専門機関が詳しい原因を調べている。
<続報>その後の調べで、6人の死因はメタンガスによる中毒死であることが分かった。また、意識不明だった2人は回復し、23日午後に退院した。