14日午後、北部クアンニン省共産党省委員会のグエン・ズイ・フン委員長の携帯電話に暗殺予告メッセージが送られてくるという事件が起きた。メッセージの送り主は、同委員長の指導で実施されている石炭の不正取引取り締まりを逆恨みした違法業者の疑いが強いという。このため、同省警察は24時間体制で警護に当たっているが、フン委員長は脅しに屈せず今後も取り締まりの徹底を続ける考えを示している。
同省では現在石炭の密輸取り締まりを強化しており、3日間で105隻の船から1万トンの石炭を押収したばかりだという。実際、中国・広西チワン族自治区は昨年クアンニン省から3100万トンの石炭を輸入したと発表しているが、このうち正規ルートの取引は半分に過ぎない。