中部ダナン市警察は2日、外国人によるマネーロンダリングの摘発に成功し、2人の外国人を逮捕したと明らかにした。
この事件は9月20日にダナン市の某銀行の支店で、バッジオ・カリトス・リンスカ(37歳)というモザンビーク人がベトナムドン口座を開設したことに端を発している。開設後まもなくこの口座に約41億ドン(約2600万円)が振り込まれ、その直後に全額現金で引き出されていた。
この情報をつかんだ警察が捜査したところ、この金は某外国銀行の口座に振り込まれた29万5650英ポンド(約5360万円)で、その後東南部バリア・ブンタウ省の某銀行支店の口座に送金され、そこからさらにリンスカ容疑者の口座とコンゴ人のロカッソ・ダンバ名義の口座(ホーチミン市の某銀行)に送金されていたことが分かった。ダンバ名義の口座には33億4000万ドン(約2100万円)が振り込まれていた。
リンスカ容疑者は9月24日、ホーチミン市のタンソンニャット空港からタイに出国しようとしたところを逮捕された。また、同容疑者に同行していたマサンバ・エルビスというモザンビーク人も共犯として逮捕された。