毎年労働者73.8万人増加 労働・社会動向報告

2010/06/29 09:06 JST配信

 労働傷病兵社会省は23日、「ベトナム労働・社会動向報告(2009-2010年版)」を発表した。同省所属の労働社会科学研究所と国際労働機関(ILO)が作成したもので、今回が初めての報告。

 それによると、ベトナムの労働力は2010~2015年の期間、毎年約1.5%(約73万8000人に相当)ずつ増加を続ける。農村から都市への人口流入が加速し、全人口に対する都市人口の割合は2010年の30.4%から2015年には33.6%に増加すると予測している。

 ベトナムの産業別人口割合は、労働者が農林水産業から鉱工業とサービス業に急速に移行していることを反映し、農林水産業人口の割合が2000年の65.3%から2007年には52.2%にまで減少した。しかし労働生産性はアセアン諸国平均の5分の1と低く、シンガポールとはおよそ10倍の差がある。

 報告は、労働市場制度の改善、人材育成、社会福祉システムの拡大などの労働競争力強化策を講ずるよう政府に提言している。

[Thanh nien online, 23/06/2010 23:45]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 労働傷病兵社会省は24日、「ベトナムの雇用傾向2010年」と題する報告書を発表した。報告書の分析による...
 ホーチミン市労働市場情報・人材需要予測センターは、年末までの数か月の労働力需要は、販売・サービス...
 労働傷病兵社会省は、ベトナムは国際労働機関(ILO)に再加盟した1992年から現在までILO全188条約のう...

新着ニュース一覧

 ベトナム株式市場は7日の取引で、アジア主要市場の中で最も大きく下落した。VNインデックスは前日比▲43...
 政府は、台風13号(アジア名:カルマエギ、日本では台風25号)で被災地となった南中部地方のクアンガイ省...
 ベトナム国家民間防衛指導委員会は7日朝、6日夜に南中部に上陸した台風13号(アジア名:カルマエギ、日...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩...
 ホーチミン市建設局傘下の11区建設投資プロジェクト管理委員会は4日、同市フート街区(旧11区)のフート...
 韓国の食品製造会社であるサムファF&C(Samhwa F&C)はこのほど、自社で展開するフローズンヨーグルトの...
 ベトナムIT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、ドイツのフラ
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は6日、独自ブランドの香り「ニャー
 計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2025年1~10月期のFDI...
 ハノイ市人民委員会主席のチャン・シー・タイン氏が5日、党中央執行委員会によって中央監査委員長に選...
 ハノイ市の国家展示センター(VEC)で開催された「秋季フェア」で、トゥアンギア製造組立(Tuan Nghia)が...
 ホーチミン市建設局によると、同市コンダオ特区(コンダオ諸島)で初の電気バス路線が12月初旬に運行を開...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、11月11
 自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)などを手掛ける自然電力株式会社(福岡県福岡市)がグループ会社を...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2025年10月の輸出額(推定値)は前年同月比+17.5%...
トップページに戻る