ハノイ市枯葉剤被害者が基金を設立へ

2011/01/09 07:29 JST配信

 ハノイ市枯葉剤(エージェント・オレンジ)被害者協会は、枯葉剤被害者を支援するための基金設立を予定している。7日付ラオドン紙電子版が報じた。

 同基金ではまず10億ドン(約400万円)を集めて▽旧正月(テト)のお祝いとして被害者1000人に30万ドン(約1200円)を支給▽経済的に特別困難な被害者家庭500世帯に100万ドン(約4000円)の預金通帳と車椅子を贈与▽被害者家庭に事業支援補助金を支給――などの実施を予定している。基金はまた、被害者向けの職業訓練や被害者家族の家屋修理費用の補助なども行う計画。

 ハノイ市には現在約3万5000人の枯葉剤被害者が存在し、3人以上の被害者を抱えている家族が250世帯ある。しかし、政府の支援策を受けている被害者は約1万6000人に留まっている。同協会はこれまでに100億ドン(約4000万円)の寄付を集めて、様々な被害者支援事業を行っている。

[Lao dong online, 7.1.2011 | 12:59 (GMT + 7), O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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