貯水湖の放流でホーチミンでも洪水の恐れ

2011/10/19 04:32 JST配信

 ホーチミン市灌漑科学協会は14日、東南部ビンズオン省やホーチミン市を流れるサイゴン川の上流に位置するタイニン省のザウティエン貯水湖の管理運営に関するシンポジウムを開催した。14日付グオイラオドン紙(電子版)が報じた。

(C) Nguoilaodong TH??NH ??ỒNG
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 同シンポジウムでの報告によると、大潮と豪雨が同時に発生した場合の貯水湖の放流能力は、設計上では毎秒2800立法メートルとなっている。但し、これを実際に放流した場合、ホーチミン市をはじめとするサイゴン川の下流流域が洪水に見舞われることが予想されるという。

 1984年の増水の際には、同貯水湖の水門を解放し、毎秒570立法メートルを放流した。これにより、同貯水湖から約100キロメートルのところに位置するクチ郡、およびビンタイン区などホーチミン市内の広域に亘って大量の水が流れ込み、最大2メートル浸水した地域もあった。

 現在、ザウティエン貯水湖では、内水面を利用した水産養殖が発達していることから、貯水湖の貯水能力が低下している。また、都市化が進んでいることでサイゴン川流域全域の吸水能力も低下しているため、サイゴン川流域の放流に対する許容量は推定で毎秒500立方メートル以下とされている。これらを受け、専門家の間では、貯水湖の水位高度を現在より1メートル程上げて、放水量を調節する必要があるという声が上がっている。

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