ホーチミン:民間学校に防火体制軽視の傾向

2011/11/19 07:12 JST配信

 ホーチミン市消防警察局は、民間学校、特に外国語学校と私立幼稚園に防火安全体制軽視の傾向がみられると警鐘を鳴らしている。12日付タインニエン紙(電子版)が報じた。

 同局は、同市で10月に起きた私立ホアマイ幼稚園での火災が典型的な例だと指摘する。同幼稚園が入居しているのは、企業が倉庫として使っているビルの空いたスペースで300人の児童が学んでいる。規定によると、100人以上の児童がいる幼稚園は消防設備について消防警察局の承認を受けなければならないが、同園はこれを怠っていた。

 住宅や工場などを教育施設に改装した場合も、消防に関する承認を同局から受ける事が規定されている。大半の外国語学校は住宅や既存のビルを借り受けて利用しているが、消防に関する規定違反が多くみられる。狭い教室にぎっしり生徒が詰め込まれた上、避難通路、火災報知機、スプリンクラーが一切ないという施設も少なくない。

 消防警察局のチャン・チエウ・ズオン局長は、「多くの学校が生徒数を重視するだけで、防火安全体制を軽視している。この傾向は特に施設を借り受けて営業している民間教育施設に顕著だ」と警告している。

[Thanh nien online, 12/11/2011 0:07, O ]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 先月発生したハノイ市のザップバット駅の火事では5人が死亡、5人が負傷し、さらなる防火努力が必要との...

新着ニュース一覧

 中国発のぬいぐるみ「ベイビー・スリー(Baby Three=娃三歳)」が、ホーチミン市の若者の間でブームにな...
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
トップページに戻る