「旧正月(テト)や祭りの時期は書き入れ時。1日の稼ぎが数百万ドンになることも珍しくない」紅河デルタ地方ニンビン省にあるベトナム最大の寺院「バイディン寺」で物乞い業を営む男が語った。5日付ベトナムネットが報じた。
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つぎはぎだらけの薄汚れた服装を身に纏う男は、どこから見ても哀れな物乞いだ。バイディン寺は毎年、テトや祭りの時期になると、物乞いに精を出す者でいっぱいになる。身体障害者など本物の物乞いもいるが、この時期だけ顔を出す「仮装物乞い」も大勢いる。
旅行者や参拝者で賑わう時期には、物乞いの1日の稼ぎは400万~500万ドン(約1万5700~1万9600円)にもなる。オフシーズンでも、20万~30万ドン(約780~11800円)の稼ぎがあるという。
当局は、物乞いや押し売りなどから旅行者を守るため、取締りを強化する方針を打ち出しているが、祭りの時期には物乞いが大挙して押し寄せ、対応し切れていないのが現状だ。