在ベトナム日本国特命全権大使の深田博史氏は21日、ハノイ市でベトナム・日本友好協会のギエム・ブー・カイ会長に対して旭日中綬章を授与した。
(C) baodatviet |
深田大使は、カイ会長がこの20年にわたって両国間の経済的協力関係の強化及び両国国民の文化的交流の促進に大きく貢献したとして、今回の旭日中綬章の授与により、両国間の友好関係を更に深めるべく尽力していきたいとの意向を示した。
カイ会長は、文部科学省国費留学生として日本に渡った後、日本で博士課程を修了。1995年にベトナム・日本友好議員連盟の事務局員として、草創期の同議連の活動の維持・拡大および日越議員交流の礎を築いた。
2002年に国会議員に当選した後、同議連のメンバーとなり、日越議員交流をより促進させた。2008年にベトナム・日本友好協会会長に就任した後は、各種日越文化交流イベント開催に尽力、さらには、ベトナム各省・市において計18か所の同協会支部を設立するなど、草の根レベルでの両国間の関係構築に大きく貢献してきた。このほか、同氏は日本の詩集の翻訳・出版を通じてベトナムでの日本文化・文学紹介においても積極的に活動している。
なお、旭日中綬章は日本の勲章の1つ。旭日章6つのうち3番目に位置し、社会の様々な分野において顕著な功績を挙げた者に贈られる。