- 前日比▲43.54ポイント(▲2.65%)安
- 88日ぶりに1600を下回る
- 主要上場企業30社中28銘柄が下落
ベトナム株式市場は7日の取引で、アジア主要市場の中で最も大きく下落した。VNインデックスは前日比▲43.54ポイント(▲2.65%)安の1599.1の安値圏で引け、88日ぶりに1600を下回った。
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VN30インデックスを構成する主要上場企業30社のうち28銘柄が下落し、上昇したのはFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)とペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)の2銘柄のみだった。ホーチミン証券取引所(HSX)における市場取引の売買代金は23兆5600億VND(約1370億円)にとどまり、投資家の慎重な姿勢が際立った。
市場では国内の個人投資家が中心的な存在となっており、9月末時点で信用取引残高が過去最高を更新した。 レバレッジ取引が増える中、景気や政策に関する小さな悪材料でも売りが広がりやすい不安定な状況が続いている。
市場の変動が高まる中でも、新規投資家の参入意欲は強く、ベトナム証券保管センター(VSD)によると、10月の国内投資家の口座開設数は31万超となり、直近14か月で最多だった。
同月末時点の国内個人投資家の証券取引口座数は、国内人口の約11%に相当する1130万口座となり、政府が掲げる2030年目標を前倒しで達成した。
短期的な調整が続く一方で、ベトナム株の中長期的な見通しは依然として明るい。これには、安定したマクロ経済環境、インフレ抑制、世界的な利下げ期待、海外資金の回帰が下支え要因となっている。また、英インデックス開発大手FTSEラッセル(FTSE Russell)による市場格上げの動きや、財政省や国家証券委員会による支援策も投資家心理を支える材料となっている。




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