28日、北中部タインホア省イエンディン郡クイロック村にある民家の庭に、直径15m、深さ約25mの巨大な陥没穴(シンクホール)が突如として出現した。
(C) tuoitre |
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この民家の住民によると、穴は同日午前4時ごろに陥没し始めたという。当初は直径1.5m、深さ1.2m程度だったがその後も拡大を続け、同日午後までに直径15m、深さ約25m(うち水溜りの深さ約5m)の巨大な陥没穴となった。
この陥没穴の出現により、民家の庭に植えられていた果樹の大木を含む多くの樹木や村道の一部が穴底に呑み込まれた。陥没穴の地点は同村を流れる河川から約400mしか離れておらず、底に溜まった水にも渦巻きが見られることから、原因は地下水の影響を受けて地盤が崩落したものと見られている。
なお、この周辺では危険を認知しつつも好奇心から陥没穴を見物しに訪れる人々が絶えず、地元警察は住民の安全を守るため、24時間体制で見張りを続けている。