阮朝の大型銅銭2枚が民家の庭から出土、嘉隆通宝と明命通宝

2015/12/12 05:27 JST配信

 北中部地方クアンビン省レトゥイ郡カムトゥイ村にある民家の庭で11月8日、グエン(阮)朝(1802~1945年)時代のものと見られる大型の銅銭2枚が出土した。これらは、同村に住むゴ・タイン・アインさん(男性)が庭の土を掘り返していた際に発見したもの。

(C) thanhnien, 左:嘉隆通宝、右:明命通宝
(C) thanhnien, 左:嘉隆通宝、右:明命通宝

 クアンビン省総合博物館によると、1枚は阮朝の初代皇帝であるザーロン(嘉隆)帝時代の嘉隆通宝、もう1枚は第2代皇帝のミンマン(明命)帝時代の明命通宝で、いずれも直径12cm、厚さ5mmだという。

 嘉隆通宝は、太陽を向いた竜のモチーフが描かれ、周りには雲文が配されている。また、明命通宝は、北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市の王宮の午門(Ngo Mon)と、「大南国門宝」の5文字が漢字で描かれている。

 年代は、嘉隆通宝が嘉隆帝の在位期間に当たる1802~1819年、明命通宝が明命帝の在位期間に当たる1820~1840年ごろと見られている。

 現在、同博物館は直径6~7cmの褒章用の明命通宝と、直径2~2.5cmの各種銅銭を所蔵している。今回出土した2枚も、交換用や売買用ではなく褒賞用の銅銭とされている。

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