カンボジア越僑84人が不法滞在容疑で逮捕、越大使館が保護措置

2016/07/07 15:28 JST配信

 カンボジア当局が1日、プノンペンの賃貸住宅を立ち入り検査し、不法滞在の容疑でベトナム人84人を逮捕していたことがベトナムメディアの報道で明らかになった。

 ベトナムメディアの報道によると、駐カンボジア・ベトナム大使館はベトナム外務省の指示を受けて事情を早急に調査し、国民保護措置を取った。調査の結果、逮捕者の大半は合法的にカンボジアに居住する越僑だということが分かったため、同大使館はカンボジア当局に対し彼らの釈放を求めたという。

 同日午後に74人が釈放され、残る10人も3日午後までに釈放された。カンボジア当局は確認のため一部の身分証明書を押収しており、確認が終わり次第返還するとしている。駐カンボジア・ベトナム大使館は、カンボジア越僑に対し同国の規定について情報を周知すると共に、規定を厳守するよう呼びかけている。

 一方、カンボジアメディアは7日付けで、同国当局がベトナムメディアの報道を否認していると報じた。それによると、不法滞在の容疑で初めに逮捕されたのは93人で、うち9人は居住証明書を所有していたため釈放されたという。

 カンボジア当局は、残る84人はいずれも仕事を探す目的で2~3か月前にカンボジアへ渡ったばかりだったとして、強制送還した上でブラックリストに追加したと述べている。同国当局によると、今年に入って38か国の不法滞在者2096人を逮捕しており、うち1800人余りがベトナム人だったという。

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