台湾フォルモサの不法投棄、「再発時は工場閉鎖」首相が強調

2016/08/04 04:48 JST配信

 北中部地方ハティン省キーアイン町キーチン街区の個人農地に約100tの産業廃棄物が不法投棄された事件で、同事件に関する書類が同省公安局に送致され、環境警察が2日に正式に引き継いだ。

(C) vnexpress
(C) vnexpress

 産業廃棄物の汚泥は同省キーアイン郡ブンアン経済区で工場を展開する台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グループ=Formosa Plastics Group)傘下のフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)によるもの。汚泥は、FHSと契約するキーアイン町都市環境社が未処理の状態で地中に埋めていた。

 資源環境省は2日、複数の分析結果を比較・評価した結果、幾つかのサンプルから基準値を超えるシアン化物が検出されたとし、「有害な物質が混入した産業廃棄物」との結論を公表した。ただし、農場周辺の地下水などに影響はないことが確認されている。

 キーアイン町都市環境社は有害産業廃棄物処理の事業ライセンスを有しておらず、汚泥を産業廃棄物の処分が認められていない場所に埋めていたことも明らかになった。警察は、今回の事件を刑事事件として立件し、関係者の捜査を急いでいる。

 これを受けてグエン・スアン・フック首相は3日、紅河デルタ地方ハイフォン市で行われた市民対話集会に臨み、「環境汚染の再発が確認された場合、フォルモサの工場を閉鎖とする」として強い態度を示した。

 刑事法では、有害な産業廃棄物に関する規定に違反し深刻な環境汚染を引き起こした者、またはそれに準ずる深刻な被害を及ぼした者に対して、5000万~1億VND(約23万~46万円)の罰金を科し、最長2年の執行猶予付き禁固刑、6か月~3年の禁固刑を科すと規定している。組織的な場合や特に深刻な被害を及ぼした場合、再発の場合などは量刑が重くなり、最長10年の禁固刑を言い渡される可能性がある。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 2016年7月、北中部地方ハティン省キーアイン町キーチン街区の個人農地に約100tの
 北中部地方ハティン省資源環境局は23日、台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グルー...
 北中部地方ハティン省キーアイン町キーチン街区の個人農地に約100tの産業廃
 北中部地方ハティン省資源環境局は14日、同省キーアイン町キーチン街区の個人農地に不法投棄された産業...
 北中部地方ハティン省資源環境局は11日、同省キーアイン町キーチン街区の個人農地に約100tもの産業廃棄...

新着ニュース一覧

 台湾のICT業界大手であるライトン・テクノロジー(LITE-ON Technology)は、ベトナムで全額出資する子会...
 ホー・クオック・ズン副首相はこのほど、知的財産権侵害行為の撲滅・防止・対処策の実施を指示する首相...
 韓国の現代自動車(ヒョンデモーター=Hyundai Motor)グループはこのほど、韓国国際協力団(KOICA)および...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市の中心部には、築140年以上の給水塔が今も存在している。この建築物は、19世紀末にフラン...
 株式会社クレステック(静岡県浜松市)のベトナム現地法人であるクレステックベトナム(CRESTEC VIETNAM、...
 北部地方バクニン省は、国内8番目となる中央直轄市への昇格を目指し、提案書の最終調整を進めている。...
 ハノイ市人民評議会都市委員会はこのほど、低排出ゾーン(LEZ)の対象となる環状1号線内の9つの街区にお...
 政府は、付加価値税(VAT)法の施行をガイダンスする政令第181号/2025/ND-CPの一部を改正・補足する政令...
 米国通商代表部(USTR)はこのほど、貿易相手国の知的財産権の保護と執行に関する「2026年版スペシャル30...
 インド海軍の艦艇「INSサガルドワニ(INS Sagardhwani)」が5日~8日の日程で、南中部地方カインホア省の...
 ホーチミン市人民裁判所は7日、麻薬の違法売買や所持の罪に問われていた麻薬ルート元締めのグエン・テ...
 「豚骨麺屋一番軒」や「肉汁餃子のダンダダン」などの飲食店運営や食品販売などを手掛ける株式会社ベス...
 企業のサステナビリティ経営を支援する株式会社ゼロボード(東京都港区)は、グリーン成長や持続可能な開...
 7日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが大型株の牽引により上昇し、史...
 トー・ラム書記長 兼 国家主席は5日から7日にかけてインドを国賓訪問し、ナレンドラ・モディ首相および...
トップページに戻る