台湾フォルモサの不法投棄物からシアン化物、公安局に移管

2016/08/03 04:31 JST配信

 北中部地方ハティン省キーアイン町キーチン街区の個人農地に約100tの産業廃棄物が不法投棄された事件で、資源環境省は2日、複数の分析結果を比較・評価した結果、幾つかのサンプルから基準値を超えるシアン化物が検出されたとし、「有害物質が混入した産業廃棄物」との結論を公表した。

(C) tuoitre
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 産業廃棄物の汚泥は同省キーアイン郡ブンアン経済区で工場を展開する台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グループ=Formosa Plastics Group)傘下のフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)によるもの。汚泥は、FHSと契約するキーアイン町都市環境社が未処理の状態で地中に埋めていた。

 資源環境省は、産業廃棄物の不法投棄で同社に対し行政処分を科すほか、現場から撤去した汚泥と土砂計約391tの処分にかかる費用を同社の負担とすることとした。また、同事件に関する書類はハティン省公安局に移管され、環境警察がこれを引き継ぐ見通しだ。

 なお、同事件を受けて台湾与党民主進歩党(DPP)の女性議員が訪越し、同社を視察している。同議員は6月16日、台北で環境活動家と共に記者会見を開き、台湾政府に対し海外投資を行う台湾企業への環境規制を強化するよう求めた。また、FHSに対しても、海洋汚染を引き起こしたことが判明した場合には責任を取るよう呼びかけていた。

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