改正住宅法施行から2年、外国人への物件証明書発行は進まず

2017/05/08 17:01 JST配信

 ベトナム系を含む外国人による住宅購入条件の緩和について定めた改正住宅法が2015年7月1日に施行されてから間もなく2年が経過する。しかし、この2年間にベトナム当局が外国人に発行した土地使用権・土地に付随する資産所有権の証明書は549部に留まっており、外国人による実際の住宅購入件数を大きく下回っているという。

(C) thesaigontimes
(C) thesaigontimes

 この背景には、同法のガイダンスとして2015年12月10日に施行された政令第99号/2015/ND-CPの中で、国防・安全保障に支障をきたす恐れのある地域に立地する物件を外国人が所有することを禁止していることがある。

 公安省および国防省は外国人の購入制限地域を特定した上で地方自治体に通知し、地方当局がこれをもとに証明書を発行することになっているが、4月20日時点で同2省は地方当局に外国人購入制限地域に関する公文書を送付していないのが現状だ。

 既に発行された土地使用権・土地に付随する資産所有権の証明書549部は、外国人購入制限地域に関する規定を盛り込んだ同政令の施行前に締結された物件購買契約に対するもの。同政令の施行後に締結された物件購買契約に基づいた証明書の発行は行き詰まっているが、施行前に締結された物件購買契約については引き続き証明書が発行されている。

 同政令では、外国人に与えられる住宅所有期限は50年間だが、所定の手続きを行えば1回に限り更新が認められ、追加で50年間の延長ができると規定している。また、外国人が購入・所有できる物件は、分譲マンションが1棟につき全戸数の30%まで、戸建て住宅が1街区につき250戸までと制限されている。この制限を超える取り引きは全て無効となり、証明書が発行されない。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市不動産協会(HoREA)はこのほど、同市人民委員会に対して、土地使用権証明書および家屋所有...
 ベトナム国会対外委員会の報告書によると、外国人の不動産購入条件を緩和する改正住宅法が2015年7月1日...
 建設省は各省・市当局に対して、各省・市における海外組織・外国人・在外ベトナム人(越僑)の住宅所有の...
 資源環境省は、2013年に国会で可決された改正土地法(土地法2013年版、2014年7月1日施行)を改正・補足す...
 政府はこのほど会合を開き、特別行政経済区法(経済特区法)の草案について討議した。グエン・スアン・フ...
 建設省は傘下機関に対し、国防・安全保障に支障をきたす恐れがあるため外国人による物件の所有を認めな...
 ホーチミン市不動産協会(HoREA)によると、2015年における全国の海外直接投資(FDI)認可額は約230億USD(...
 ベトナム系を含む外国人による住宅購入条件の緩和について定めた改正住宅法(2015年7月1日施行)をガイダ...

新着ニュース一覧

 内務省は、2026年のベトナム文化の日および2027年のテト(旧正月)と建国記念日に伴う休暇について、日程...
 教育訓練省は、東北部地方トゥエンクアン省のトゥエンクアン英才高校の試験会場における2026年高校卒業...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 VIETJOベトナムニュースが2026年7月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:
 烈士(戦死者)の遺骨の捜索・収集は、ほとんどの場合、ほんのわずかな手がかりから始まる。その手がかり...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によりますと、2026年4~6月の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は前年同期比...
 南中部地方ダナン市人民委員会は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進およびデジタル経済の発...
 クラフトチョコレートの製造や販売を手掛けるザ・ココア・プロジェクト(The Cocoa Project)は、ホーチ...
 東北部地方クアンニン省のクアンイエン沿岸経済区で、ベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)が総額約5...
 ハノイ市のノイバイ国際空港は、車両の混雑緩和を目的に3日から導入した新たな車両動線計画について、...
 英国・ロンドンの高等法院は、ベトナムのアニメ制作会社であるSコネクト(Sconnect)が制作する人気アニ...
 南中部地方ダナン市で3日、国際ミスコンテスト「ミス・ヘリテージ・グローバル2026(Miss Heritage Glob...
 産業資材事業やディバイス事業、メディカルテクノロジー事業を手掛けるNISSHA株式会社(京都府京都市)は...
 国防省傘下空軍士官学校(Air Force’s Officer College、南中部地方カインホア省)で4日、国防省の決定に...
 ホーチミン市公共交通管理センター(Ho Chi Minh City Management Centre of Public Transport=MCPT)は...
トップページに戻る