ベトナム×日本のすれ違いを乗り越える組織創り ～1万名のデータから見えた傾... (PR)

　東南部地方ドンナイ省チャンボム郡バウセオ工業団地内の韓国系縫製会社KLテックスウェルビナ(KL Texwell Vina)の工場労働者が1月分の給与支払いを求めて工場の敷地内で行ったストライキで、同省労働連盟は11日、同省人民委員会の承認のもと、省予算を拠出して工場労働者約1900人に給与の半分を支払った。

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　省内の現金自動預け払い機(ATM)はテト(旧正月)前の現金需要で混雑しているため、同省当局は工場敷地内で1月分の半分に当たる70億VND(約3400万円)を現金で支払った。このほか、工場労働者1人ずつにベトナム労働連盟が50万VND(約2400円)、同省祖国戦線委員会が10万VND(約480円)の補助金を支払った。

　テトが間近に迫っているにもかかわらず、工場労働者らは1月分の給与支払いを受けていなかった。工場労働者は、責任者が工場の資産を秘密裏に処分して逃走することのないよう、9日に事務所を取り囲んで対話を求めたが、会社側はこれに応じなかった。

　同省労働傷病兵社会局によると、同社の役員は既にベトナムから出国したという。同省当局は人員を配置して同社の資産を保管し、同社役員がベトナムに戻らなかった場合、それらを処分して省予算への資金返還や工場労働者への給与支払いなどに充てる予定。