ホーチミン:下水道更生事業で日本の「SPR工法」を採用

2019/05/29 16:34 JST配信

 老朽化が進んでいるホーチミン市1区と3区の下水道の更生事業について、同市人民委員会のグエン・タイン・フォン主席はこのほど、日本の「SPR工法」を採用すると明らかにした。

(C) thanhnien
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 同事業では、新しい下水道技術と言われる「SPR工法」で老朽化した下水道を更生させる。同工法では、既設管の内側に硬質塩化ビニル製プロファイルの更生管を製管し、既設管と更生管の間に裏込め、モルタルを注入することで、既設管・更生管・裏込め材を一体化して補強する。遠隔操作のロボットが地下で作業を行い、道路を掘る必要がないため、地盤沈下を引き起こさず、交通への影響も限定的だという。

 なお、1区・3区の下水道更生事業は、国際協力機構(JICA)の支援のもとで行われ、全長2.7kmの下水道を改修する。投資総額は4670億VND(約22億円)で、うち約4000億VND(約19億円)がJICAからの無償資金協力で賄う。

[Thanhnien 10:32 28/05/2019 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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