コロナワクチンは輸入優先 臨床試験能力不足で国内開発に遅れ

2020/09/30 06:20 JST配信

 新型コロナウイルスワクチンの調達について保健省のチャン・バン・トゥアン次官は27日に地元紙のインタビューに応じ、ベトナムは外国産ワクチンの輸入を優先せざるを得ない状況にあると明らかにした。

(C) tuoitre
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 ベトナム国内では、◇ワクチン生物製剤研究製造センター(保健省傘下POLYVAC)、◇第1ワクチン生薬製造会社(同VABIOTECH)、◇ワクチン医学生物学研究所(同IVAC)、◇ナノゲン社(Nanogen)の4つの組織が厳格な基準に従って新型コロナワクチン開発を進めており、2021年末をめどに発売を目指している。

 しかし、ベトナム国内では、霊長類(サル)に対する臨床試験体制が整っておらず、このことがワクチン開発のネックになっており、進捗に大きな遅れが生じている。世界でもこうした臨床試験が可能な施設は限られており、世界各国がワクチン開発を急いでいるため、どこの施設も依頼が殺到している状態だ。

 このような状況から国内産ワクチンの量産が可能になるまでは、外国産ワクチンを輸入する必要があり、保健省は既にロシア、英国、米国の先進3か国の製造する新型コロナウイルスワクチンの予約注文を決定した。

 1人分のワクチン(注射2回)の調達価格は10USD(約1050円)の見込み。全国民に投与する場合、10億USD(約1050億円)が必要になり、国家予算では十分に賄えないため、官民連携で実施する可能性が高い。なお、ワクチンを十分に確保できない場合は、医療従事者や高齢者、慢性的な疾患を持つ人々から優先的に投与する予定だという。

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