米クレジットカード大手のマスターカード(MasterCard)はこのほど、女性の起業を指標化した「女性起業家指数ランキング」の2020年版を発表した。ベトナムは63.9ポイントで世界58か国・地域中で25位、アジア太平洋地域では10位に立った。

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　このランキングは、「女性活躍推進活動」や「知識資産・金融サービスへのアクセス」、「起業家のサポート環境」の3項目を柱とした12主項目と25副項目を評価し、点数化したもの。

　アジア太平洋地域の中で前年から順位が低下した国は、◇シンガポール(▲12ランク低下)、◇フィリピン(▲10ランク低下)、◇香港(▲8ランク低下)、◇ベトナム(▲7ランク低下)の4か国だった。順位の低下は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によるもの。

　ベトナムの項目別の指数を見ると、「女性活躍推進活動」が60.9ポイントで9位、「知識資産・金融サービスへのアクセス」が79.5ポイントで19位、「起業家のサポート環境」が54.7ポイントで44位だった。

　女性起業家指数の上位5か国は、◇1位：イスラエル(74.7ポイント)、◇2位：米国(74ポイント)、◇3位：スイス(71.5ポイント)、◇4位：ニュージーランド(70.1ポイント)、◇5位：ポーランド(68.9ポイント)となっている。日本は51.4ポイントで、47位だった。