カナダ系生命保険会社マニュライフ(Manulife Vietnam)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生から1年を機に実施した「マニュライフ・アジア・ケア調査(Manulife Asia Care Survey)」で、ベトナム人はアジア諸国の中で健康維持と運動に関心が高いことが分かった。
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この調査は、中国、香港、インドネシア、日本、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ベトナムの8か国・地域の25歳以上の人を対象に2020年11月にオンラインで実施された。3946人が参加し、うちベトナム人は520人だった。
回答者全体の95%は新型コロナ感染を懸念し、健康状態の改善努力を行っている。方法で最も多いのは「運動」の58%で、次いで「飲食」の54%だった。ベトナムでは「運動」が72%と高く、ハノイ市在住者(85%)はホーチミン市在住者(73%)より運動する人の比率が高い。
全体の92%は体重や睡眠の質、血圧、心拍数、1日平均歩数などを記録して健康の目安にしている。ベトナムでは99%が記録している。ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピンの新興市場4か国の中で、ベトナムは1日平均歩数への関心が44%と地域平均(38%)より高い。
ベトナムで「新型コロナの発生前より退職計画が重要になった」と答えた人の比率は79%で、フィリピン(90%)、インドネシア(88%)、マレーシア(83%)より低いが、全体平均(73%)よりは高い。また、「新型コロナの影響で個人資産が減少する」と答えた人は52%で、香港の58%、シンガポールの55%に次いで高い。