ハノイ:飲食店のテイクアウト営業再開、対象地域を拡大 16日正午から

2021/09/15 20:01 JST配信
2021/09/16 12:00 JST最終更新

 ハノイ市では、6日午前6時から21日午前6時までの期間に、市内の行政区を3つのゾーンに分けて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策を実施している。

(C) thanhnien
(C) thanhnien

 同市人民委員会のチュー・ゴック・アイン主席は15日午後、市内の感染症対策を一部調整する公文書を発出した。この中で、9月6日以降に新規の市中感染者が確認されていない区・郡を対象に、16日正午より飲食店の持ち帰りと、文房具や書籍、学用品などを扱う一部店舗の営業再開を許可した。飲食店の閉店時間は午後9時とする。

 同市疾病管制センターによると、市内30区・郡のうち19区・郡では9月6日以降に新規の市中感染者が確認されていない。19区・郡は、◇タイホー区、◇バーディン区、◇ナムトゥーリエム区、◇バックトゥーリエム区、◇ロンビエン区、◇カウザイ区、◇ホアイドゥック郡、◇タインオアイ郡、◇ザーラム郡、◇ソックソン郡、◇メーリン郡、◇バービー郡、◇ソンタイ郡、◇フックト郡、◇ダンフオン郡、◇クオックオアイ郡、◇ウンホア郡、◇ミードゥック郡、◇フースエン郡。

 ハノイ市のゾーン区分※のうち、第1ゾーン(人口や企業などが密集する都市部で感染リスクが非常に高い地域)では首相指示第16号/CT-TTgに沿った社会的隔離措置を、また第2ゾーン(ホン川(紅河)の北側・東側の地域)と第3ゾーン(ハノイ市西部・南部の地域)では首相指示第16号よりも規制が緩い首相指示第15号/CT-TTgに沿った社会的隔離措置を適用している。ゾーンの中でさらに感染リスクによって地域を細分化し、リスクが最も低い「グリーンゾーン」では6日以降、飲食店も持ち帰りのみ営業再開が可能となっている。

 なお、ハノイ市では4月末から広がった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内第4波で、14日午後までに4074人の市中感染者が確認されている。

※ハノイ市のゾーン区分

<第1ゾーン:人口や企業などが密集する都市部で感染リスクが非常に高い地域>

◇10区・郡の全域(タイホー区、バーディン区、カウザイ区、ホアンキエム区、ドンダー区、ハイバーチュン区、タインスアン区、ハドン区、ホアンマイ区、タインチー郡) ◇5区・郡の一部地域(ナムトゥーリエム区、バックトゥーリエム区、ホアイドゥック郡、タインオアイ郡、トゥオンティン郡の中で各河川を隔てて都市部寄りの地域)

<第2ゾーン:ホン川(紅河)の北側・東側の地域>

◇5区・郡の全域(ロンビエン区、ザーラム郡、ドンアイン郡、ソックソン郡、メーリン郡)

<第3ゾーン:ハノイ市西部・南部の地域>

◇10区・郡の全域(バービー郡、ソンタイ町、フックト郡、ダンフオン郡、タックタット郡、クオックオアイ郡、チュオンミー郡、ウンホア郡、ミードゥック郡、フースエン郡)

◇一部地域が第1ゾーンに指定された5区・郡のうち、同ゾーンに指定されていない地域(ナムトゥーリエム区、バックトゥーリエム区、ホアイドゥック郡、タインオアイ郡、トゥオンティン郡)

[VnExpress 16:30 15/09/2021, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市では新たにバーディン区、カウザイ区、タインスアン区、ロンビエン区の新型コロナ感染流行レベ...
 ハノイ市では、6日午前6時から21日午前6時までの期間に、市内の行政区を3つのゾーンに分けて新型コロナ...
 ハノイ市人民委員会は12日午後、国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染が急拡大している...

新着ニュース一覧

 2025年におけるホーチミン市の域内総生産(GRDP)成長率は+8.3%と推定され、ベトナム経済の牽引役として...
 ファム・ミン・チン首相は21日、国際金融センター(IFC)の設立を発表した。この設立は、世界の資本や技...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 地場ドジ・ジュエリー(DOJI Group)は19日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で複合区「ドラゴン75コンプ...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ホーチミン市内のガソリンスタンドでは、QRコードを使った振込決済が拡大しており、給油時の利便性向上...
 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハ...
 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
トップページに戻る