プラン・インターナショナル(Plan International)はこのほど、ベトナムを含むアジア各国における女性の社会的機会に関する2021年版の調査結果を発表した。
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プラン・インターナショナルは、子どもの権利を推進し、貧困や差別のない社会を実現するために活動する国際NGO(非政府組織)。
同調査では、◇教育、◇健康、◇経済的機会、◇保護、◇政治的声、◇法律・政策の分野で女性の機会を評価する。
調査結果によると、ベトナムの総合指数は0.712ポイントで、調査対象のアジア19か国中で4位となった。トップ3は、◇シンガポール(0.784)、◇タイ(0.733)、◇フィリピン(0.715)の順。
相続、賃金、セクハラ、早婚、家庭内暴力の各指標に基づいて評価された法律・政策の分野では、ベトナムは1.000ポイントを獲得し、フィリピンとタイと共にトップに立った。
国会での女性代表、法廷での証言の同等性、女児の出生届率に基づいて評価された政治的声の分野では、ベトナムは0.773ポイントを獲得し、シンガポールに次ぐ2位につけた。
この他、健康と教育の指標もベトナムは前年と比べて改善。プラン・インターナショナルは、ベトナムにおける女性の社会的機会は、ますます増加していると評価し、ベトナム当局がジェンダー平等を目指して、女性の社会進出を促進すべく多くの政策を実施してきた成果であるとした。