北部紅河デルタ地方ハイズオン省ビンザン郡ニャンクエン村(xa Nhan Quyen, huyen Binh Giang)に新たにオープンしたガソリンスタンド「ビンスエン(Binh Xuyen)」で9日午前、ガソリンを買いに訪れた複数の客が、バイクや自動車のガソリンタンクに水を注入されていたことが分かった。
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水を注入される被害に遭ったのは、バイク9台と自動車2台。運転手によると、ガソリンスタンドを出てしばらく走行するとエンジンが動かなくなったため、質の悪いガソリンを買ってしまったのではないかと疑い、ガソリンスタンドに戻って抗議したという。
ガソリンタンクを検査したところ、注入されたのはガソリンではなく水だったことが確認された。
ガソリンスタンドの責任者は、「大雨で貯蔵タンクに雨水が流れ込んだため」と説明し、影響を受けた車両の修理にかかる費用とガソリンの賠償金を支払うことを約束した。
告発を受け、同郡警察はガソリンスタンドの捜査を行った。捜査の結果、原因は貯蔵タンクの設計上の技術的なミスによるものだったとみられる。警察は関連機関と協力し、行政処分を科す方針。
なお、被害に遭った人々はガソリンスタンド側の対応に納得し、責任を追及せず告発を取り下げた。