韓国の首都ソウルの繁華街として知られる梨泰院(イテウォン)で29日夜に発生した事故で、死者154人の中にベトナム人1人が含まれていることがわかった。駐韓国ベトナム大使館が明らかにした。同大使館によると、ベトナム人犠牲者は2001年生まれ。
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また、別のベトナム人1人も同事故で負傷したという。
韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官(外相)は30日、グエン・ブー・トゥン駐韓国ベトナム大使に対し、ベトナム人犠牲者に哀悼の意を表す書簡を送付した。大使館は、遺族に哀悼の意を表すとともに、必要な手続きについて案内した。
またベトナム外務省によると、同大使館は韓国側に対し、早急に事故の原因を調査し、国民の保護措置、また在韓国ベトナム人の正当な権利の保護措置を講じるよう要請したという。
事故を受けて、グエン・スアン・フック国家主席は30日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と犠牲者の遺族らに向けて、お見舞いの電報を送った。同日、ブイ・タイン・ソン外相もツイッター(Twitter)を通じて朴振外交部長官にお見舞いのメッセージを送った。