この1週間にホーチミン市7区フートゥアン街区(phuong Phu Thuan)の住宅街に出没し、民家を荒らして食べ物を盗んだり家財を破壊したりしていたサルが14日にようやく捕獲された。ホーチミン市森林保護支局が同日に明らかにした。
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通報を受けた同支局の責任者は地元警察と協力し、数日間にわたりサルを探していた。14日、同街区カオティチン(Cao Thi Chinh)通りにある民家に姿を現したサルを発見すると、麻酔薬を撃ち込んで捕獲に成功した。
同支局によると、このサルは体重6.5kgで、ワシントン条約(CITES:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)付属書IIに掲載されているカニクイザル(Macaca fascicularis)だという。
同支局は、カニクイザルについて、空腹時に人間の食べ物を奪ったり、人間、特に子供に危害を加えたりするなどの習性があるため、見かけても自分で捕獲しようとせず、専門機関に連絡するよう住民らに注意を促していた。
サルは野生動物保護センターでケアを受けた後、東南部地方ドンナイ省ビンクウ郡(huyen Vinh Cuu)にある自然保護区に移送され、野生に戻される予定。