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外国人観光客2人が9日、東北部地方カオバン省カオバン市警察で虚偽の強盗被害届をするという事例が発生した。
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外国人観光客2人は、1人がオーストラリア国籍、1人がスペイン国籍。2人は事情聴取で、「8日午後10時ごろ、ソンヒエン街区(phuong Song Hien)の道路を歩いていたところ、リュックサックを奪われた。リュックサックの中にはノート型パソコン、ドローン、現金1000万VND(約6万0600円)が入っていた」と供述した。
同市警察は直ちに捜査に乗り出したものの、2人の供述が事実と異なり、強盗事件は発生していなかったことを確認した。2人は、強盗被害届が虚偽だったことを認めている。動機は、オーストラリアで不正に保険を請求しようと企み、ベトナムの警察から強盗被害に遭ったことを証明する書類を取得するためだった。
2人はベトナム旅行に出発する前に、オーストラリアで生命・財産保険に加入していた。なお、虚偽の強盗被害届を出した2人は規定に従い、処分を受けることになっている。