ベトナムの研究所、東南アジア言語の翻訳ソフト開発に成功

2023/11/29 05:34 JST配信

 ベトナム科学技術研究所(VAST)傘下の情報技術研究所のグエン・ベト・アイン博士は、先進的な自然言語処理技術を応用し、希少言語の高品質な自動翻訳モデルの構築に成功したことを明らかにした。

(C) hanoimoi
(C) hanoimoi

 自然言語処理分野における最大の成功とされる機械翻訳だが、グーグル(Google)の「Google翻訳」やマイクロソフト(Microsoft)の「Bing翻訳」は、プログラムに学習させるために数百万組にも及ぶ大量の文章の組み合わせデータを必要とする。しかし世界的には、このように十分なリソースを持つわけではない言語も多い。

 また「Google翻訳」や「Bing翻訳」は、短い文章なら精度の高い翻訳が期待できるが、長文や、文脈しだいでは訳質に影響が生じ、ベトナムの少数民族言語やラオ語、クメール語といった希少言語においては訳質が安定しない。さらに、医療、法律、セキュリティといった専門分野においても訳質が低い。

 こういった問題点をクリアすべく、アイン博士の研究チームはベトナム語を中心とした翻訳システムを開発した。2022~2023年には、外国パートナーとの契約を踏まえ、「ベトナム語-クメール語」「ベトナム語-ラオ語」「ベトナム語-タイ語」「ベトナム語-インドネシア語」「ベトナム語-マレー語」の言語ペアの大規模言語モデル(LLMs)開発に取り組み、Google翻訳並みかそれ以上、また文章の長さにも制限がない翻訳システムの構築に成功した。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 地場総合インターネットメディア運営会社VNGコーポレーション[VNZ](VNG C

新着ニュース一覧

 国際通貨基金(IMF)は、ベトナムの2026年の国内総生産(GDP)成長率を+7.0%と予測する一方、中東紛争など...
 急成長中の地場系新興不動産会社であるマステライズ・グループ(Masterise Group)傘下のマステライズ・...
 日本のエネオス(ENEOS)が出資する石油・ガソリン小売最大手ペトロリメックス[
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 北中部地方クアンチ省の「火の土地」に眠ること半世紀以上、烈士(戦死者)であるチャン・ミン・トゥエン...
 サウジアラビアで開催中のAFC U-17アジアカップ2026(兼 FIFA U-17ワールドカップ2026予選)は5月13日に...
 シンガポール系グラブ(Grab)の現地法人グラブベトナム(Grab Vietnam)はこのほど、先行して実施していた...
 ホーチミン市アンドン街区(旧5区)は15日、道路や歩道の一部を一時使用する際の管理や登録、料金徴収を...
 ファミリー向けデジタルコンテンツの開発・運営などを手掛ける株式会社キッズスター(東京都渋谷区)およ...
 ENEOSホールディングス株式会社(東京都千代田区)は14日、米国の石油大手シェブロン(Chevron)から、ベト...
 トー・ラム書記長 兼 国家主席の特使として北朝鮮を訪問したレ・ホアイ・チュン外相は13日、金成男(キ...
 アルキア・イスラエル航空(Arkia Israeli Airlines)は12日、イスラエルのテルアビブとホーチミン市を結...
 東南部地方ドンナイ市人民委員会はこのほど、ロンタイン国際空港の西側で計画されている面積6300ha超の...
 ハノイ市で12日、北部紅河デルタ地方バクニン省のザービン国際空港の運営準備に向けた技術サービスおよ...
 米クアルコム(Qualcomm)は12日、ハノイ市に新たな研究開発(R&D)センターを開設した。同センターはコア...
 プライベート・エクイティ投資事業を手掛ける大和企業投資株式会社(東京都千代田区)と、銀行業やコンサ...
トップページに戻る