- 騒音や悪臭、排泄物などの公害の原因に
- 85頭のうち15頭は狂犬病ワクチン未接種
- 当局、18回にわたり消毒剤散布など要請
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ホーチミン市4区9街区ホアンジエウ通り190番地の家の主であるグエン・ティ・ミー・タインさんは、4月22日時点で85頭の犬を飼っており、騒音や悪臭、排泄物などの公害の原因になっている。
(C) tuoitre |
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タインさんは9年前から犬の群れを飼い始めた。獣医当局によると、85頭のうち70頭は狂犬病のワクチン接種を受けているが、15頭はまだ受けていないという。
4区人民委員会の指示を受けて9街区人民委員会はこれまでに、4区資源環境部や関連機関と共同でタインさんに対し、消毒剤の散布や消臭スプレーの噴霧、狂犬病ワクチンの接種、犬の定期的なシャンプー、吠え声の抑制、放し飼いの中止、口輪や首輪・リードの取り付け、犬の頭数の削減、犬の移転などを18回にわたって求めてきたが、タインさんは応じていない。
4区人民委員会はこうした問題に対処する規制や法律がないとして、2022年からホーチミン市人民委員会に問題を報告し、関連機関からの解決に向けた指示を待っているところだ。同市農業農村開発局は2023年9月に農業農村開発省に公文書を送り、犬や猫を含むペットの飼育や衛生に関する条件についての指導を求めている。