「ATM」でごみを預けて現金化、セメント会社のユニークな取り組み

2024/07/24 05:28 JST配信
  • ごみを持ち込むと現金かポイントに換算
  • 2年間でごみ650t回収、回収地点も拡大へ
  • クリンカー焼成に廃棄物活用でコスト節減

 クアンニンセメント建設[QNC](Quang Ninh Construction And Cement)は2022年4月、「Vracbank-ごみを預けてお金をもらおう」をキャッチコピーに、ベトナムで初めて「ごみを受け付けるATM」を導入した。2年を経て、事業はウオンビー市、ハロン市、クアンイエン町など、東北部地方クアンニン省内各地に拡大した。

(C) doanhnghiepkinhdoanh
(C) doanhnghiepkinhdoanh

 利用者はまず「ごみ預金口座」を開設する。段ボール、ペットボトル、布くず、セメント袋などに分別したごみを「ATM」に持ち込むと、計量した上で現金かポイントに換算される。

 利用者を惹きつけるために、大量のごみが出る場合は引き取りに行く、市場価格より10~15%高く買い取る、口座が300ポイントに達して引き出さなければ年1%など「長期積立」に利息をつける、口座の1か月のごみ預金が50万VND(約3100円)以上になれば累積額の10%を報酬として付与する、といった施策も併せて行っている。

 2022年4月から2024年6月末までに開設された口座は2150口座、回収したごみの量は650t余り、支払われた金額は17億VND(約1055万円)を超える。2025年までに回収地点を1000か所に拡大し、省外にも広げていきたい考えだ。

 QNCによると、セメント製造では、クリンカーを焼成する石炭コストが非常に高い。そこで、石炭にプラスチックごみ、衣料品や製靴産業から出る廃棄物を組み合わせるアイデアにたどり着いた。クリンカー焼成に廃棄物を活用することで、石炭使用量は10~15%削減され、年間数百億VND(100億VND=約6200万円)のコスト節減になるそうだ。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2026年1~6月期の輸出入総額は前年同期比+27.1%...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年4~6月の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は前年同期比+8.3...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 財政省傘下統計局(NSO)が発表したデータによると、2026年1~6月期の海外直接投資(FDI)認可額は前年同期...
 南中部地方ダナン市のホイアン旧市街で多くの店が閉まった後も、チャンフー(Tran Phu)通り、ファンチュ...
 ベトナム現地時間3日午前1時に南シナ海で発生した台風1号(アジア名:メイサーク、日本では台風10号)の...
 ラオス政府はこのほど、ベトナム企業に対し、首都ビエンチャンのロンタイン・ビエンチャン経済特区にお...
 ホーチミン市警察は、市内で違法薬物の密売・使用に関わる大規模なルートを摘発し、48人を逮捕・処分し...
 ベトナム国家銀行(中央銀行)傘下のベトナム国家決済社(NAPAS)と、シンガポールに拠点を置くフィンテッ...
 北中部地方タインホア省警察は、海外からベトナムへダイヤモンドを密輸していた大規模な密輸グループを...
 物流事業を手掛ける株式会社上組(兵庫県神戸市)は、ベトナムの冷凍・冷蔵倉庫運営会社であるCLKコール...
 北部地方バクニン省商工局によると、同省における2026年のライチ収穫は、天候不良による不作で前年より...
 世界銀行(WB)は1日、最新の国別所得分類を発表し、ベトナムを従来の「低中所得国」から「高中所得国」...
 在ホーチミン日本国総領事館は、ベトナムへ入国した邦人が入国審査官の不手際によりパスポートに入国印...
 VIETJOベトナムニュースが2026年6月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:
トップページに戻る