- ライブ配信でベトナム国歌の替え歌
- ネットユーザーが怒り
- 事情聴取した上で法令に基づき処分の方針
「ミセス・ワールドピース(Mrs. World Peace)」2017年大会の優勝者フオン・レさんが、ライブ配信でベトナム国歌をからかうような態度で歌ったことについて、ホーチミン市情報通信局は、彼女を事情聴取する予定であることを明らかにした。
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フオン・レさんは、国歌をからかうように歌詞を変更するなどして歌ったことで、ネットユーザーの怒りを呼んでいた。
市情報通信局によると、国歌の使用については、2012年10月2日付け文化スポーツ観光省のガイダンス第3420号/HD-BVHTTDLで、国旗、国章、国歌、故ホー・チ・ミン主席の肖像の使用についてのガイドラインが示されている。
ガイドラインによると、国歌は国家機関や学校での国旗掲揚式、国家や団体の政治式典、団体活動、国家の祭典、国内および国際的なスポーツイベントなどで使用できることが定められている。
このガイドラインに従わずに国歌を使用することは、2015年刑法第351条で定める「国旗、国章、国歌を侵害する罪」に基づき刑事責任を問われ、警告、3年以下の非拘束矯正、6か月以上3年以下の禁固刑が科される可能性がある。行政違反としては、現在のところ、国旗、国章、国歌を侵害する行為について具体的な罰則規定はない。
この事件についてホーチミン市情報通信局は、本人から事情聴取した上で、法令に基づいて処分する方針だとしている。
本人はすでに自身のSNSで謝罪しているが、多くの視聴者が謝罪を受け入れていない。