- 海外へのネット接続に深刻な影響
- APGとAAE-1で同時トラブル発生中
- 復旧時期未定、国内のアクセスは影響なし
インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)によると、ベトナムと海外を結ぶ光海底ケーブル5本のうち2本でトラブルが発生しており、ベトナムから海外へのインターネット接続に深刻な影響が生じている。一方、国内にサーバーがあるウェブサイトへの接続には影響がない。
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現在トラブルが発生しているのは、「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」のベトナム~タイ区間の支線と「アジア・アフリカ・ユーロ1(AAE-1)」の2本。APGについては11月末にトラブルが確認され、現時点で原因は不明。APGでは今年6月にもトラブルが発生したが、その後に復旧。しかし、短期間でトラブルが再発してしまった。
AAE-1にいたっては、今年5月から支線2本(ベトナム~カンボジア区間、ベトナム~シンガポール区間)でトラブルが発生しているが、このときのトラブルが現在も復旧していない。
ISPは陸上の迂回ルートの通信量を拡張するなどの対策を取っているが、トラブルが発生している光海底ケーブルの復旧時期は未定だという。なお、ベトナムではAPGとAAE-1のほかに、「イントラアジア(IA)」、「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」、「シー・ミー・ウィー3(SEA-ME-WE3=SMW3)」の計5本の光海底ケーブルが稼働しているが、いずれも運用後は頻繁にトラブルが発生している。