- 紫外線照射除菌ロボット2台を導入
- 重要な手術前の無菌環境を確保
- 従来の消毒法より大幅な時間短縮
ホーチミン市チョーライ病院は17日、紫外線(UV)照射除菌ロボット2台を導入したと発表した。公立病院としては、国内初の導入となる。手術室や臓器移植室、薬剤室などに設置され、手術前の無菌環境を確保する。
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チョーライ病院は、南部で唯一の特別級の専門総合病院であり、毎年何百万人もの患者を受け入れ、臓器移植や複雑な侵襲的処置などの治療を施している。
臓器提供・移植件数の増加に伴い、手術室および感染対策プロセスへの負担も大きくなっている。臓器提供1件につき、3~6人の患者の命が救えるため、病院は手術室や移植室、術後回復室などを同時進行で準備しなければならず、このような状況下では各施設の無菌環境の確保が極めて重要となる。
国内の多くの病院では、「フォギング(fogging)」と呼ばれる、霧状にした消毒液を空間全体に噴霧し、広範囲の消毒を行う手法を用いている。しかし、この方法には、待ち時間が長い、薬剤が付着しやすく機器を損傷する、手作業が必要になるなどの限界があり、一分一秒が命取りとなる臓器移植では、この方法は不適切だった。
フォギングで消毒した手術室が再び使用できるようになるには、最低2時間を要するが、UV除菌ロボットなら、10~15分というわずかな時間で除菌作業が完了する。ロボットは、マップに基づいて自動で移動し、UVを照射して隅々まで微生物を死滅させる。人間の動きを感知すると、自動で照射をストップするため、安全も保障されているという。



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