「生きる本」に学ぶ「ヒューマンライブラリー」がハノイに誕生

2026/03/13 04:53 JST配信

 書籍出版を手掛けるタイハーブックス(Thai Ha Books)はこのほど、ハノイ市で「ヒューマンライブラリー(Human Library)」をオープンした。印刷された本や、電子書籍を所蔵する従来の図書館とは異なり、人間を「生きた本」に見立て、読者が直接会ってその人生の物語を聞くことができるモデルだ。

(C) znews
(C) znews

 最初に紹介された2人の「生きた本」は、同社創業者のグエン・マイン・フン氏と、ニュージーランドの出版社であるディー(DEE)の社長ドナルド・スターク氏で、スターク氏は今回のオープンにあわせてニュージーランドから訪れた。

 主催者によると、参加者は20~30分間「本を借りる」ための申し込みができ、「生きた本」と直接会話することができる。その時間内で、読者は質問したり、対話したりできる。

 「ヒューマンライブラリー」は、社会における対話の促進と偏見の軽減を目的に、2000年にデンマークのコペンハーゲンで社会活動家によって初めて提唱されたもので、その後、多くの国で実施されてきた。

 3月3日から9日までの初週には、最初の「生きた本」2人が読者と多くの対話を行った。参加者の多くはタイハーブックスの社員や、タイハー読書クラブのメンバーだった。

 主催者によると、このモデルの特徴は、本を読むときのように一方向から情報を受け取るだけでなく、登場人物に直接質問し、意見を交換して自分の考えを共有できる点にある。スターク氏は、読書は知識を得る助けとなる一方で、人と直接対話することで経験や人生についてより深い視点を得ることができると述べている。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 中国のロボット向け3Dビジョンセンサー開発企業であるオルベック(Orbbec)はこのほど、北部地方バクニン...
 大手コーヒーチェーン「ハイランズ・コーヒー(Highlands Coffee)」はこのほど、全国で1000店舗目となる...
 医療法人社団ゆみの(東京都豊島区)は、ベトナム保健省直轄の基幹病院であるホーチミン市のトンニャット...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ハノイ市ドンダー街区イエンラン通りにあるカフェ「モーフォー(Mo Pho)」のドアを開けると、店内は静ま...
 北部紅河デルタ地方ハイフォン市カットハイ特区にあるランハ湾のバンボイエリアで14日午前8時40分ごろ...
 ベトナムで最も歴史のある元国営4大銀行のベトナム投資開発銀行[BID](BID
 ホーチミン市警察は12日、同市内で不法入国やサイバー空間での詐欺活動などの疑いがある外国人を捜査・...
 ホーチミン市では今年1~5月期にデング熱の感染者数が急増しており、日本の製薬大手である武田薬品工業...
 7月1日から適用される新規定により、航空機を利用する旅客、特に子どもを対象とした空港サービス料の減...
 国際協力機構(JICA)の田中明彦理事長は8日から12日にかけて、ハノイ市およびホーチミン市を訪問し、レ...
 日・ベトナム経済連携協定(EPA)に基づき日本が受け入れるベトナム人看護師・介護福祉士候補者の第13陣5...
 全日空(ANA)が出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム航空[HVN]
 物流事業を手掛ける株式会社上組(兵庫県神戸市)は、ベトナム現地法人「上組ロジスティクス・ベトナム(K...
 医療用ロボットのマーケティングや開発などを手掛ける株式会社メディカロイド(兵庫県神戸市)は、同社が...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
トップページに戻る