ハノイ市第12地域人民裁判所は9月7日、社会保険料を長期滞納していた企業に対し、滞納分と利息の支払いを命じた。この裁判は、国会決議第205号/2025/QH15に基づきハノイ市第12地域人民検察院が原告となって提起した、ベトナム初の社会保険料滞納を巡る民事公益訴訟となっている。
![]() (C) BHXH TP Ha Noi |
社会保険料滞納企業に支払命令
被告のMD電気機械システム(MD Electromechanical System)は、ハノイ市ウンティエン村(xã Ứng Thiên、旧ウンホア郡)に本社を置き、電気機械システム製品の販売などを手掛ける企業だ。同社は従業員5人分の社会保険料などを長期間滞納しており、2026年5月時点の滞納額は2億6480万VND(約156万円)を超えていた。地元のウンホア社会保険機関が再三督促したが、経営難を理由に履行しなかった。
検察提起の初訴訟で全面勝訴
現行の社会保険法では、社会保険機関に直接の訴訟提起権限がないため、ウンホア社会保険機関は検察院に公益訴訟の提起を求めた。検察院は、弱者の権利や公益を保護するため民事訴訟を提起できる国会決議第205号に基づき提訴した。
裁判所は請求を全面的に認め、MD社に8月末時点の滞納金と利息の計1億5800万VND(約93万円)の即時支払いを命じた。判決後も完済まで遅延利息が発生するほか、訴訟費用も同社が負担する。
ハノイ市人民検察院とハノイ市社会保険機関の協力規程に基づき、社会保険料を3か月以上滞納している企業に対する督促・対話が進められている。
2026年8月末までの3か月間で2166の事業所への督促が実施され、滞納総額2391億VND(約14億円)のうち1267億VND(約7億5000万円)を回収した。関係当局は、今後も連携して悪質な滞納企業への対応を強化する方針だ。








免責事項
)
)
)

)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)